クレドールは貴金属を素材とした「特選腕時計」から、1974年に日本発の高級ドレスウオッチブランドとして誕生しました。クレドールの語源である「黄金の頂き」には、国産腕時計として、品質と美しさの頂点を極めていくという強い思いがこめられています。そのクレドールが、ブランドならではのオリジナリティを持った「唯一無二のデザイン」を追求し、開発したのが、「クレドール ロコモティブ」です。時計デザイナーのジェラルド・ジェンタ氏によって手掛けられ、1979年に発売されました。ジェンタ氏は、時計史に残る様々な傑作モデルを生み出し、その前衛的で多彩なデザインから「時計界のピカソ」と称された人物です。「Locomotive」という言葉には「機関車」と「牽引力となるもの」という2つの意味があります。これは、モデル開発時にジェンタ氏が、「クレドールを牽引し、未来を担うモデルになってほしい」という願いを込めて付けた名称です。実際に、「クレドール ロコモティブ」の誕生を契機として、ケースやバンドのデザインに一層の多様性が生まれ、現在まで継承されているクレドールのオリジナリティの確立に大いに影響を与えました。